ふとんを着る!広がるダウン商材/田村駒

ダウン商材の16秋冬向け素材提案では快適性や暖かさを訴求するため、寝装品素材を横展開する

取り組みがみられる。田村駒は海外調達羽毛にふとん用側地を組み合わせるメンズ企画、豊島も

丸八真綿との連携で、ふとん専用ダウンを素材展でアピールした。

秋冬のアウターは獣毛系コートが主流となり、ダウンアイテムはトレンドから外れている状況だが、

ミセス向けをはじめ、冬の最も寒い時期のカジュアルゾーンでも「店頭に必要な商材」と

位置づけられているため、各社の素材提案が続く。

メンズ分野強化を打ち出す田村駒は、レディース、リビング関連など他部署が展開する素材と連携させながら

提案を進める。このなかで、リビング担当部署が扱うふとん側地を取り上げ、柔らかい風合いが特徴の

生地染め綿高密度織物をダウン表地に使う。シベリア産ダックダウンと組み合わせ、差別化を図るとともに

天然素材側地が求められるトレンドにも合わせる。

 

繊維ニュース 平成27年12月22日