福袋はミャンマーで/田村駒

田村駒がミャンマーやベトナム、インドネシアでのアパレル生産を強めている。

その結果、ASEAN(東南アジア諸国連合)生産の比率は全体の約30%に高まる見込みだ。

ASEAN生産で一番多いのがベトナム。カント―やアンニョンに確保する専用ラインの数を増やしてきたが、

生産能力が限界のため、ホーチミン周辺などで協力工場を増やしている。

又、同社が強みとするのがミャンマー。ヤンゴンの主力工場でのライン増設や中国や韓国系工場など

協力工場の数を増やし、生産能力を高めている。

特恵関税の利用で福袋の生産も大きく伸びている。3年前と比べて約3倍になっており、30数万枚を

生産する。例えば今年からミャンマーで布帛、ニット、カットソーなどを一括で生産し、袋詰め、検品まで

一貫で行う仕組みを確立した。ロスを減らし、トータルコストも抑えることで取引先を増やしている。

 

 

繊研新聞 平成27年9月25日