「ウイルスガード」SEKマーク取得/田村駒

田村駒は抗ウイルス加工素材「ウイルスガード」で、繊維評価技術協議会(繊技協)が定める

品質保証のSEKマークの抗ウイルス加工マークを取得した。

ウイルスガードは、同社が薬剤メーカーと取り組み開発した新しい抗ウイルス加工。

ポリエステル100%生地への加工が可能で、抗ウイルス活性値3.0以上を超える高い機能が特徴だ。

素材から製品まで海外拠点で一貫して手掛け、素材からの差別化とコストメリットを訴求する。

ベトナムで、現地生産の素材や協力染色加工場、医療系ユニフォームやスポーツウエアなどの

縫製工場NTCを使った生産オペレーションを構築した。

同社は今年4月、第2事業部内に新規事業室を設置し、部門間を超えた企画を進めたり、

特に産業資材分社の開拓に注力している。ウイルスガードでは、新規事業室との連携により家電や

医療機器など、機械メーカーへの拡販を進める。

 

繊研新聞 平成27年8月11日